開店当時の店舗は、昭和30年祇園町中通り入り口（現三共食堂）に大衆食堂として開店し、チャンポン、うどん、オムライス、甘酒まんじゅうなどを売っていました。そこの一角に、カウンターだけの小さな店舗（再来軒）を開店させたのが発祥です。
先代の主人夫婦と、久留米からの職人さんと営業を始めました。
当時は近くに映画館（2軒）などがあり、多くの賑わいを見せたそうです。（ちなみに、私は映画館が遊び場でした。）
昭和30年
再来軒、延岡市祇園町に開店
（中央の子どもが現店長です。）
昭和35年に春日町に移転、この頃はラーメン専門店として、他にワンタンメンなどがありました。（春日館通り、現延岡薬局前）。
当時は高度成長期にあり、旭化成を初め、街全体にも活気があり、市役所、警察署、税務署などに出前に行きました（魔法瓶にスープを入れてたのも、この頃です）。
豚骨も充分な量がなく、バイクで日向から肉問屋を回り、取り寄せなければ材料が手に入らない時代でした。
開店当時の延岡市内の様子。
（春日町にて）
春日町で昭和35〜39年まで営業し、現店舗（旭町）へ移転し、現在に至っています。
先代の主人は頑固親父で、いつも妻楊枝をくわえて無愛想でしたが、食にこだわりを持っており、いろいろな分野での探求心の強い人でした。
ちなみに無口なばあちゃんは、今でも現役で頑張っております。
同じく昭和30年代初期の店内の写真。
ラーメン1杯50円の時代。
